少し前からあいみょんがブレイクしている。あまりちゃんと聞いたことがないけれど、「君はロックなんか聴かない」というタイトルに惹かれてその曲は聴いた。ロックなんか聴かないと言うわりにストレートなJpopだなと言うのが第一印象だったが、ストレートなポップはベタすぎるくらいストレートなロックへの憧れを歌った歌詞をのせると逆説的にとてもロックに聞こえた。
あいみょんの"君はロックを聴かない"をApple Musicで
ラブリーサマーちゃんというアーティストにいまハマっている。彼女が聴いてきて、憧れてきた(と思われる)音楽は僕がずっと憧れてきた音楽で、その限りない愛をここまで美しい音に昇華させているのを聴くと胸が熱くなる。
オアシスのロックンロールスターのカバーは、「俺はロックンロールスターだ」という元歌詞が、「私はロックンロールスターってタイプじゃないけど、憧れは消えないよね。いつかなりたいよね。」っていうふうに翻訳されて聞こえてくる。この姿勢が逆説的にすごくロックに聞こえるのは、あいみょんと同じ構造。
ラブリーサマーちゃんの"Rock 'n' Roll Star"をApple Musicで
ほかにも、Helsinki Lambda ClubのLost in supermarket や、かなり遡るとミスチルのロックンロール、もしかしたら丸の内サディスティック(貼る必要はないよね)も同じ回路を持っているんじゃないかと思う。
https://itunes.apple.com/jp/album/lost-in-the-supermarket/973030258?i=973030901
日本のロックの逆説的回路、僕は結構好きです。